コンバージョン(CV)とは、Webサイトやランディングページ(LP)で「達成したい成果」のことです。BtoBなら問い合わせや資料請求、ECなら商品購入が代表例。CVを決めると、PVやクリック数ではなく「本当に成果が出ているか」で施策を判断できます。
「サイトやLPを作ったのに反響が出ない」「広告費はかけているが、何が成果につながっているか分からない」。制作のご相談で本当に多いお悩みです。原因の多くは、そもそも“何をもって成功とするか(=CV)”が決まっていないことにあります。
この記事では、現役でWebサイト・LPを制作している立場から、CVの基本・種類・測り方・LPでCVを伸ばすコツ、そして「成果を出してくれる制作会社の選び方」までをやさしく整理します。
CV(コンバージョン)とは何か?
まず言葉の意味を押さえましょう。ここが分かると、サイトやLPを「成果の出る・出ない」で見られるようになります。
コンバージョンの基本定義
CVは、サイトの訪問者があらかじめ決めたゴール行動を取ってくれることです。ECなら「商品購入」、コーポレートサイトなら「問い合わせ・資料請求」が典型例。SNSフォローやメルマガ登録など、軽めの行動をCVに置くこともあります。
💡 ポイント
CVを決めずに作ると、アクセス数やクリック数といった表面の数字に振り回されます。「何が起きたら成功か」を1つ決めることが、成果の出るサイトの出発点です。
業態・目的に合わせたCVの例
CVは業態によって変わります。自社ならどれにあたるか、当てはめてみてください。
| 業態 | 代表的なCV |
|---|---|
| ECサイト | 商品購入・カート追加 |
| BtoB・企業サイト | 問い合わせ・資料請求・見積もり依頼 |
| サービスサイト | 会員登録・無料トライアル |
| セミナー・採用 | 参加申し込み・エントリー |
最終ゴール(一次CV)に加え、「資料ダウンロード」「メルマガ登録」といった一歩手前の行動(二次CV)も置くと、まだ迷っている見込み客を取りこぼしにくくなります。
CVの種類と具体的事例
CVは大きく2タイプに分かれます。自社のゴールがどちらかで、LPの作り方も変わります。
| トランザクション型 | リードジェネレーション型 | |
|---|---|---|
| CVの中身 | 購入・契約など直接売上 | 問い合わせ・資料請求など見込み客獲得 |
| 多い業態 | EC・オンラインサービス | BtoB・高単価サービス |
| ゴールまで | その場で完結しやすい | 獲得後に育成して成約へ |
Web制作の発注のように検討期間が長い商材は、たいていリードジェネレーション型です。いきなり契約ではなく、まず「相談・問い合わせ」をCVに置くのが現実的です。LPの型そのものはLPの基礎知識で解説しています。
CV計測と分析の方法
CVは「決めて終わり」ではなく、測ってこそ意味があります。最低限おさえる測り方を見ていきます。
CVR(コンバージョン率)の出し方
CVR(訪問者のうちCVに至った割合)は、成果を見る最重要の数字です。計算はシンプルです。
(例:訪問1,000人・CV50件 → CVR 5%)
アクセス数や広告クリック数が多くても、CVRが低ければ「来ているのに成果が出ていない」状態。アクセスを増やす前に、まずCVRの改善で取りこぼしを減らすほうが費用対効果は高くなります。
計測ツールでゴールを設定する
計測にはGoogleアナリティクス(無料のアクセス解析ツール)などを使い、次の流れでゴールを設定します。
「問い合わせ送信」など、測りたいゴール行動を1つ明確にします。
送信完了ページの表示やボタンのクリックを、CVとして設定します。
検索・広告・SNSのどこからCVが多いかを確認し、力を入れる場所を決めます。
数字だけでなく「なぜ」も見る
CVRの数字だけでは、なぜ伸びた/落ちたかは分かりません。ヒートマップ(どこを見て・どこで離脱したかを色で可視化するツール)を併用すると、「CTAまでスクロールされていない」「ファーストビューで離脱」といった改善すべき場所が具体的に見えます。
※「計測の設定や数字の見方が分からない」という方は、CV設計から無料でご相談いただけます(今あるサイトを見ながらで大丈夫です)。
ランディングページ(LP)でCVを最大化するポイント
CVを一番取りやすいのがLPです。成果の出るLPには、共通する構成と改善の型があります。
CVが出るLPの構成要素
LPは、次の要素を「共感→納得→行動」の順に並べると成果につながります。
数秒で「自分に関係ある」と思わせる。メリットを簡潔に。
機能より「それで自分はどう良くなるか」を先に伝える。
実績や事例で裏づける。事実に基づくことが大前提で、作られた声は信頼を損ないます。
何が起きるか分かるボタンを置き、よくある不安を先回りで解消する。
A/Bテストで少しずつ改善する
LPは公開してからの改善で伸びます。A/Bテスト(2つの案を出し分けて成果を比べる手法)で、1回に変えるのは1か所だけに絞ると、何が効いたかが分かります。見出しやボタン文言を変えるだけでCVRが動くことも珍しくありません。LPで得られる効果はLPの6つの効果もどうぞ。
次に取るべきアクションと依頼先選びのポイント
最後に、今日からできることと、制作を外注するときの見極め方をまとめます。ここが、成果につながるかどうかの分かれ目です。
CV改善のためにすぐ始められること
「成果を出す制作会社」の見分け方
サイトやLPを外注するなら、CVまで意識して提案してくれるかが一番の見極めポイントです。次をチェックしてください。
「作って終わり」ではなく、成果が出るまで伴走してくれる相手を選べば、かけた費用を回収しやすくなります。費用感はLP制作の費用相場と選び方、進め方はWeb制作の流れで確認できます。
ここまで読んで「自社のCV、ちゃんと設計できているかな」と感じたら、それが相談のタイミングです。今のサイトを見ながら、成果につながる導線をご提案します。
Web制作の相談、はじめの一歩
いきなり発注ではなく、まず「うちのCVは何にすべき?」「今のサイトで成果は出ている?」の整理から。費用感や進め方を無料でお伝えします。しつこい営業はしません。
Studio Experts加盟/建築・人材などの制作実績、士業・飲食の制作サンプルあり・オンライン相談で全国対応
よくある質問
QCVは1つに絞るべきですか?
最優先のCV(一次CV)は1つに絞るのがおすすめです。そのうえで「資料請求」「メルマガ登録」など一歩手前の二次CVを補助的に置くと、まだ迷っている人を取りこぼしにくくなります。
QCVRはどれくらいあれば良いですか?
業態や商材で大きく変わるため、一律の正解はありません。他社と比べるより、まず自社の現状値を把握し、そこから少しずつ上げていく見方が現実的です。
Q計測の設定は自分でできますか?
基本的なゴール設定は自社でも可能です。ただし正確に測れているかの確認や、結果をどう改善につなげるかは判断が要るため、制作・運用とセットで任せるケースも多いです。
Qアクセスは多いのにCVが出ません。なぜ?
「来ているのに成果が出ない」状態は、受け皿(LP・サイト)側に原因があることが多いです。ファーストビューやCTA、導線の見直しでCVRが一気に改善する場合があります。
参考情報
- Googleアナリティクス ヘルプ(コンバージョンの計測)(公式の設定ガイド)
- Google検索セントラル SEOスターターガイド(流入を増やす基礎)
- 消費者庁 表示対策(景品表示法)(実績・お客様の声の表現で避けるべき点)
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まとめ
CV(コンバージョン)は、サイトやLPを「成果が出ているか」で判断するための土台です。まず自社のCVを1つ決め、計測して現状を把握し、ファーストビューやCTAを1か所ずつ改善する——この順番でCVRは着実に上がっていきます。
そして外注するなら、デザインの見た目だけでなくCVまで意識して伴走してくれる会社を選ぶことが、かけた費用を成果に変えるカギです。自社のCV設計に少しでも不安があれば、現状の診断からお気軽にご相談ください。