「STUDIOってよく聞くけど、うちのホームページに向いているの?」「WordPressと何が違うのか、正直よく分からない」。制作を検討し始めた経営者の方から、よくいただく質問です。
ホームページの作り方はいくつもあり、どれを選ぶかで公開後の更新のしやすさ・費用・できることが変わります。ツール選びを間違えると、あとから「自分で直せない」「思ったより費用がかさむ」と後悔することもあります。
この記事では、ノーコードツールのSTUDIOでホームページを作るメリット・デメリットを、良い面も注意点も正直に整理します。私たちZekkはSTUDIOの認定パートナー制度「Studio Experts」に加盟し、実際にSTUDIOで企業サイトを制作しています。現場で使っているからこそ分かる、向くケース・向かないケースまでお伝えします。
STUDIO(スタジオ)とは?
STUDIOは、コードを書かずにホームページを作れる日本発のノーコードツールです。ノーコードとは「プログラミング不要」という意味で、デザインを画面上で組み立てるだけでWebサイトが完成します。
特徴は、デザインの自由度の高さです。決まったテンプレートに文字を流し込むタイプのツールと違い、思い描いたデザインをほぼそのまま形にできるのがSTUDIOの強み。しかも、作ったあとの公開(インターネット上への掲載)やサーバー管理まで、STUDIOの中で完結します。難しい設定を自分で用意する必要がありません。
💡 ポイント
STUDIOはよく「デザインの自由度が高いノーコード」と紹介されます。かんたんに言えば、プロのデザインを、公開後は自社でも更新できる——このバランスの良さが選ばれる理由です。
STUDIOでホームページを作る5つのメリット
制作の現場でSTUDIOを使っていて、クライアントに喜ばれるポイントを中心に、メリットを整理します。
1デザインの自由度が高い
テンプレートに縛られず、ブランドの世界観をそのまま表現できます。「よくある無料サイトっぽさ」を避けたい会社に向いています。
2公開後の更新を自社でできる
お知らせやスタッフ紹介、料金の差し替えを自分たちで直せる。更新のたびに費用がかかる作りから抜け出せます。
3サーバー管理・保守の手間が少ない
公開やサーバーがSTUDIO側で用意されるため、面倒な保守作業やセキュリティ更新に追われにくいのも利点です。
4スマホ対応・表示がきれい
パソコン・スマホの見え方を作り分けられ、レスポンシブ(画面サイズに合わせて自動調整)にも対応。今の時代に欠かせない要素です。
5公開までのスピードが速い
仕組みがシンプルなぶん、内容が固まっていれば比較的短期間で公開までたどり着けます。スピード感を大事にしたい場合に向きます。
制作の現場で実際に感じるのは、「公開後に自分たちで更新できる」ことへの満足度の高さです。これまで小さな文言修正のたびに制作会社へ連絡していた会社ほど、「自分で直せるのが本当に楽」と言ってくださいます。ホームページを『作って終わり』にせず、育てていきたい会社にとって、この自走できる感覚は大きな価値です。
STUDIOのデメリット・注意点
良い面ばかりではありません。STUDIOにも苦手なことがあります。選んでから後悔しないよう、正直にお伝えします。
⭕ STUDIOが得意なこと
コーポレートサイト、店舗・サロンのサイト、LP、採用サイトなど、デザイン性が大事で、更新も自社でしたいサイト。中小企業や個人事業の多くはここに当てはまります。
❌ STUDIOが苦手なこと
本格的なネットショップ(大量の商品管理・複雑な決済)、会員登録や予約管理の基幹システム、特殊な独自機能。込み入った仕組みが必要なサイトは、別の作り方が向く場合があります。
月額の利用料がかかる
STUDIOは、独自ドメイン(自社の住所にあたるURL)で公開したり、ページ数を増やしたりする場合、月額の利用料がかかります。金額はプランによって変わりますが、「作って終わりで維持費ゼロ」ではない点は押さえておきましょう。とはいえ、サーバー代や保守費が別途かかる作り方と比べると、トータルの維持コストはむしろ分かりやすいことも多いです。最新の料金は公式サイトで確認してください。
特殊な機能・大規模サイトには限界がある
STUDIOは万能ではありません。数千点の商品を扱うECサイトや、独自の予約基幹システム、外部システムとの複雑な連携が必要なサイトには不向きです。こうした場合はWordPressや独自開発のほうが適します。「何をしたいか」で道具を選ぶのが、失敗しないコツです。
⚠️ 注意
「STUDIOで作りたい」から入るより、「サイトで何を実現したいか」から決めるのが正解です。目的に対してSTUDIOが合っているかを見極めないと、あとで作り直しになりかねません。ツールは目的を叶える手段、という順番を忘れないでください。
STUDIOとWordPressなど、他の作り方との違い
ホームページの作り方は主に3つに分かれます。それぞれ得意・不得意があるので、ざっくり比較して全体像をつかんでおきましょう。
| STUDIO(ノーコード) | WordPress | 独自開発 | |
|---|---|---|---|
| デザイン自由度 | 高い | 中〜高(作り方次第) | 高い |
| 自社更新のしやすさ | しやすい | やや慣れが必要 | 仕様による |
| 複雑な機能 | 苦手 | 得意(拡張が豊富) | 得意 |
| 保守の手間 | 少ない | 更新・対策が必要 | やや多い |
おおまかに言えば、デザインと更新のしやすさを重視するならSTUDIO、複雑な機能や拡張性を重視するならWordPressや独自開発という住み分けです。どちらが優れているかではなく、目的に合うかどうか。それぞれの作り方の詳細はWebサイトの種類9選と選び方もあわせてご覧ください。
STUDIOはこんな会社に向いている
ここまでの内容をふまえ、STUDIOが向くケースをまとめます。当てはまるものが多いほど、STUDIOは有力な選択肢です。
逆に、本格的なネットショップや会員制サービス、独自システムが中心のサイトを考えているなら、別の作り方を検討したほうがよいでしょう。判断に迷うときは、やりたいことを書き出して、詳しい人に相談するのが確実です。
※「うちのサイトはSTUDIOで作れる?向いてる?」という見当だけでも、無料でご相談いただけます(相談だけでも大丈夫です)。
STUDIOで作るときの費用の目安
STUDIOで制作を依頼する費用は、一般的なホームページ制作とおおむね同じ水準です。デザインの作り込みやページ数で変わります。目安は次のとおりです。
STUDIO制作の費用イメージ(制作費)
20万〜50万円
→
標準的な企業サイト
50万〜100万円
→
大きめ・作り込み
100万円〜
これに加えて、STUDIOの月額利用料がかかります。制作費と維持費を分けて考えるのがポイントです。費用全体の考え方はホームページ制作の費用相場【全国・完全ガイド】に、制作の進め方はWebサイト制作の流れと進め方にまとめています。
STUDIOで作るか迷ったら、相談から始められます
「STUDIOが自社に向いているか判断したい」「他の作り方と比べたい」という段階で大丈夫です。ご要望をうかがって、向き・不向きと費用感を無料でお伝えします。私たちはStudio Experts(STUDIO認定パートナー)として、実際にSTUDIOで企業サイトを制作しています。オンラインで全国からのご相談を承っています。しつこい営業はしません。
Studio Experts加盟/建築・人材などの制作実績、士業・飲食の制作サンプルあり・オンライン相談で全国対応
よくある質問
QSTUDIOとWordPress、どちらがいいですか?
目的次第です。デザイン性と自社更新のしやすさを重視するならSTUDIO、複雑な機能や豊富な拡張が必要ならWordPressが向きます。どちらが優れているというより、やりたいことに合うかで選んでください。
Qプログラミングの知識がなくても更新できますか?
はい。STUDIOはノーコードなので、文言や画像の差し替えなど日常的な更新は、専門知識がなくても行えます。最初に更新のしかたを引き継いでおくと安心です。
QあとでWordPressなどに乗り換えできますか?
別のツールへ移す場合は、基本的に作り直しになります。将来大きな機能拡張が確実に必要なら、最初から別の作り方を選ぶ判断もあります。迷う場合は、想定する使い方を相談してから決めるのがおすすめです。
QネットショップもSTUDIOで作れますか?
小規模な販売であれば対応できる場合がありますが、大量の商品管理や複雑な決済が必要な本格的なECには不向きです。ショップの規模や機能によって最適な作り方が変わるため、内容を伝えて相談してください。
参考情報
- STUDIO 公式サイト(機能・料金の確認)
- STUDIO Experts(認定パートナー)(制度の確認)
- IT導入補助金(公式)(制度・公募の確認)
関連記事
まとめ
STUDIOは、デザインの自由度が高く、公開後は自社で更新でき、保守の手間が少ないノーコードツールです。コーポレートサイト・店舗サイト・LP・採用サイトなど、標準的なサイトの多くに向いています。一方で、本格的なECや複雑な独自システムには不向きで、月額の利用料もかかります。
大切なのは「STUDIOで作りたい」から入るのではなく、サイトで何を実現したいかから考えること。目的に合っていれば、STUDIOは費用対効果の高い選択肢になります。私たちはStudio Expertsとして日々STUDIOで制作しています。「うちの場合はどうか」と迷ったら、向き・不向きの見立てから、お気軽にご相談ください。費用感も進め方も、無料でお伝えします。