Webサイトは「何のために作るか」で種類が分かれます。会社の信頼を示すコーポレートサイト、商品を売るECサイト、1つの行動に絞るLPなど、目的が決まれば選ぶべき型は自然と決まります。
「ホームページを作りたいけれど、どの種類が自社に合うのか分からない」。ご相談でとても多い悩みです。種類を取り違えると、お金をかけても目的に合わないサイトになってしまいます。
この記事では、現役で制作している立場から、代表的な9種類の特徴と選び方、依頼時のポイント、外注の判断軸まで整理します。読み終えるころには、自社が作るべきサイトの型がはっきりするはずです。
Webサイトを選ぶ前に決めておくこと
種類を選ぶ前に、土台となる2つを固めましょう。ここが曖昧だと、どの型を選んでも成果が出ません。
目的とターゲットを決める
「誰に・何をしてほしいか」を先に決めます。問い合わせを増やしたいのか、採用を強化したいのか、商品を売りたいのか。目的が変われば、必要なサイトの種類も変わります。
ドメイン・サーバー・CMSの基本
ドメイン(サイトの住所にあたるURL)、サーバー(データの置き場所)、CMS(管理画面から更新できる仕組み)は、どの種類でも必要になる土台です。公開後に自社で更新したいなら、CMSの導入を前提に考えます。
目的別に選ぶWebサイトの種類9選
代表的な9種類を、目的と向いているケースで整理しました。まずは下の表で全体像をつかんでください。
| 種類 | 主な目的 | 向いているケース |
|---|---|---|
| コーポレートサイト | 会社の信頼を伝える | 取引・採用で会社情報を見られる |
| ECサイト | 商品をネットで売る | オンライン販売を伸ばしたい |
| LP(ランディングページ) | 1つの行動を促す | 広告・SNSの受け皿が欲しい |
| ブログ・オウンドメディア | 検索からの集客 | 記事で見込み客を集めたい |
| ポートフォリオ・実績サイト | 実績を見せる | 制作・士業など作品で信頼を得る |
| 採用・リクルートサイト | 応募を増やす | 採用に力を入れたい |
| 問い合わせ特化サイト | 相談・見積もり獲得 | サービス業で相談を増やしたい |
| 会員制・コミュニティサイト | 継続的な関係づくり | 会員向けに情報提供したい |
| スタートアップ・MVPサイト | 最小構成で素早く公開 | まず立ち上げて検証したい |
コーポレートサイト
会社の「公式の顔」として信頼を伝えるサイトです。取引前や応募前に見られる土台になります。詳しくはコーポレートサイトとはをご覧ください。
ECサイト
商品をネット上で販売するサイトです。カートや決済の仕組みが必要になるぶん、他の種類より構築の手間がかかります。
LP(ランディングページ)
1ページで1つの行動(購入・問い合わせなど)に絞るサイトです。広告やSNSの受け皿に向きます。費用感はLP制作の費用相場で解説しています。
ブログ・オウンドメディア
記事を蓄積して検索からの集客を育てるサイトです。成果が出るまで時間はかかりますが、広告に頼らない集客基盤になります。
ポートフォリオ・制作実績サイト
作品や実績を見せて信頼を得るサイトです。制作業・士業・クリエイターなど、実績が受注を左右する業種に向きます。
採用・リクルートサイト
働く環境や社員の様子を伝え、応募につなげるサイトです。求人情報だけでは伝わらない魅力を届けられます。
問い合わせ特化サイト
相談・見積もりの獲得に絞ったサイトです。サービス業や受注型ビジネスで、問い合わせを増やしたい場合に向きます。
会員制・コミュニティサイト
会員向けに限定情報を提供し、継続的な関係を築くサイトです。ログイン機能などが必要になります。
スタートアップ・MVPサイト
最小構成で素早く公開し、反応を見ながら育てるサイトです。「まず立ち上げて検証したい」段階に向きます。
💡 ポイント
9種類を覚える必要はありません。「誰に・何をしてほしいか」を1つ決めれば、合う種類は自然に絞られます。迷ったら、まず目的を1つに絞ってください。
※「うちの目的だと、どのサイトを作るべき?」とお悩みなら、最適な種類の整理から無料でご相談いただけます(迷っている段階で大丈夫です)。
制作会社へ依頼するときのポイント
種類が決まったら、依頼先選びです。ここでの見極めが、満足度を大きく左右します。全体の進め方はWebサイト制作の流れもどうぞ。
制作会社の選び方
作りたい種類に近い制作実績があるか、問い合わせへの返信が早く丁寧かを見てください。やり取りの質は、そのまま制作中の進めやすさにつながります。
費用・スケジュールの考え方
種類によって費用も期間も変わります。ページ数・必要な機能・原稿や写真を用意できるかを伝えて、複数社で比較するのが基本です。
公開後のサポート体制
作って終わりではなく、更新や改善を任せられるかも確認しておきましょう。社内で更新する範囲も、最初に決めておくとスムーズです。
既存サイトの見直し(リニューアル)も選択肢
新規に作るだけでなく、今あるサイトを目的に合わせて作り直す選択肢もあります。種類が合っていなかった、古くなった、という場合はリニューアルが有効です。注意点はサイトリニューアルのチェックポイントにまとめています。
自分で選ぶ場合とプロに相談する場合
9種類を見て、「自社にどれが合うか、自信を持って選べない」と感じたかもしれません。種類選びは、その後の費用も成果も左右する入口です。だからこそ、迷ったらプロに相談する選択肢を持っておくと安心です。
| 自分で選ぶ | プロに相談する | |
|---|---|---|
| 向いている人 | 目的が明確で、合う種類も見えている | 何を作るべきか迷いがある |
| メリット | スピーディに進められる | 入口のズレ=作り直しを防げる |
| 注意点 | 種類を取り違えると後で響く | 相談の手間が少しかかる |
判断はシンプルです。目的が明確で、合う種類も見えているなら自分で進められます。迷いがあるなら、最初の方向づけだけでもプロに相談したほうが、ムダな作り直しを防げます。
「種類を間違えて作り直し」は、実は少なくありません。入口でずれると、その後の費用も時間も余計にかかってしまいます。
Web制作の相談、はじめの一歩
いきなり発注ではなく、まず「うちの場合いくら?」「そもそも何が必要?」の整理から。費用感や進め方を無料でお伝えします。しつこい営業はしません。
Studio Experts加盟/建築・人材などの制作実績、士業・飲食の制作サンプルあり・オンライン相談で全国対応
よくある質問
QコーポレートサイトとLP、どちらを先に作るべき?
会社の信頼を広く伝えたいならコーポレートサイト、特定の商品やキャンペーンで集客したいならLPです。広告を出す予定があるなら、受け皿としてLPを先に作るケースもあります。
Q1つのサイトで複数の目的を兼ねられますか?
ある程度は可能ですが、目的を詰め込みすぎると軸がぼやけます。優先する目的を1つ決め、それに合う種類を土台にするのがおすすめです。
Q種類が決まっていなくても相談できますか?
大丈夫です。「何を作るべきか分からない」段階のご相談が、むしろ一番多いです。目的を伺いながら、最適な種類からご提案します。
Q小さく始めて後から拡張できますか?
できます。最小構成で公開し、運用しながらページや機能を足していく進め方もあります。最初に拡張を見据えて設計しておくとスムーズです。
参考情報
- 中小企業庁(販路開拓・IT活用の支援情報)
- IPA 情報処理推進機構 情報セキュリティ(公開後のセキュリティ対策)
- Google検索セントラル SEOスターターガイド(検索流入を意識した作り)