尼崎の士業(税理士・行政書士・社労士)のホームページ制作|顧問契約につながる見せ方

「紹介で回ってきたけれど、そろそろ自分から顧問先を増やしたい」。尼崎で事務所を構える税理士・行政書士・社会保険労務士の先生から、よくうかがう言葉です。

士業の仕事は、長く紹介で成り立ってきました。ただ、その紹介元だった経営者が引退したり、既存の顧問先が廃業したりすると、少しずつ件数が細っていきます。紹介を待つだけでは、事務所の規模が保てない。そう感じ始めたときが、ホームページを考えるタイミングです。

この記事では、尼崎で法人の顧問契約につなげるための事務所サイトの作り方を、現役のWeb制作者としてお伝えします。士業ならではの広告のルールにも触れますので、原稿を書くときの参考にしてください。

📋 この記事でわかること

  • 尼崎で法人の顧問先を増やすためのサイトの考え方
  • 個人向けとは違う、法人向けに載せるべき5つの要素
  • 尼崎の事業者に刺さる取扱分野の見せ方
  • 士業の広告ルールと、制作費の相場

尼崎の士業サイトは「大阪と比べられる前提」で作る

まず、尼崎という土地の条件から整理させてください。ここを踏まえないと、ページの書き方が的外れになります。

ものづくりの街だから、相談の中身が違う

尼崎は、阪神工業地帯の中核として製造業が集まってきた街です。いまも中小の工場や、それを支える運送・建設・設備の会社が数多くあります。つまり、地元の士業に持ち込まれる相談は、個人の確定申告や相続だけではありません

設備投資と補助金の話、外国人材を雇うときの手続き、社長の高齢化にともなう事業承継、産業廃棄物や建設業の許認可。法人の、経営そのものに関わる相談が中心になります。ホームページも、そこに合わせて書く必要があります。

大阪まで20分。だから「近い」だけでは選ばれない

もうひとつ大事なのが、大阪市の近さです。尼崎の経営者にとって、梅田の会計事務所は十分に通える距離にあります。実際、税理士を探すときに大阪の事務所も候補に入れる方は珍しくありません。

ここで「地元だから」を売りにしても、決め手にはなりません。大阪の事務所と並べて比べられる前提で、何が違うのかを言葉にする必要があります。すぐ会いに行ける距離感、工場の現場を見たうえで話せること、地元の金融機関や同業とのつながり。ここを具体的に書けるかどうかが分かれ目です。

💡 ポイント

尼崎の士業サイトで書くべきは「尼崎にあります」ではなく、「尼崎の事業者の、こういう場面で役に立ちます」です。地名は所在地として書けば十分。中身で選んでもらう構成にしてください。

法人の顧問契約につながるサイトに載せる5つの要素

個人向けの相談を集めるサイトと、法人の顧問先を増やすサイトでは、載せるものが変わります。経営者は「この人に会社の数字を預けられるか」を見ているからです。

1誰が担当するのかが分かる顔写真

士業は人で選ばれます。事務所の外観写真より、先生ご本人の写真を大きく。所属会と登録番号、経歴も添えてください。複数名いる事務所なら、担当する可能性のある方まで載せると安心されます。

2取扱分野を「業種」で言い切る

「法人税務全般」では伝わりません。製造業・建設業・運送業に強いのように、業種で書いてください。自分の業界の事情を分かっている先生を、経営者は探しています。

3顧問料の考え方(金額そのものでなくてよい)

相場が読めないことが、問い合わせをためらう最大の理由です。金額を出しにくければ、「何で決まるのか」だけでも書いてください。売上規模・訪問頻度・記帳を誰がやるか。決まり方が分かるだけで、問い合わせは増えます。

4初回相談の敷居の低さ

「顧問先を変えたい」という相談は、言い出しにくいものです。初回は無料か、何分でいくらか。オンラインで話せるか。その場で契約を迫らない旨を書いておくと、相談前の不安が減ります。

5守秘義務を守った実績の書き方

顧問先の名前は出せません。それでも「従業員20名規模の金属加工業で、設備投資の資金繰りをご一緒しました」のように、業種と規模と相談内容だけなら書けます。具体性が信頼に変わります。

※「うちの事務所だと何を載せればいいか」という整理だけでも、無料でご相談いただけます(相談だけでも大丈夫です)。

尼崎の事業者に効く「取扱分野」の見せ方

取扱分野は、ただ並べるだけでは読まれません。経営者が困っている場面の言葉に置き換えると、自分ごとになります。尼崎の事業者に多い相談を例に挙げます。

分野名 → 経営者の言葉に言い換える

  • 事業承継 →「息子に継がせたいが、何から手をつければいいか分からない」
  • 設備投資・補助金 →「機械を入れ替えたい。使える補助金はあるか」
  • 労務・就業規則 →「人が採れない。外国人を雇うときに何が要るのか」
  • 許認可 →「建設業許可の更新が近い。産廃の届出も合わせて頼めるか」
  • 資金繰り →「銀行に出す資料の作り方を相談したい」

制作の現場では、この言い換えを先生ご本人からうかがう時間をいちばん長く取ります。実際に電話口で言われた言葉が、そのままいちばん強い見出しになるからです。パンフレットの文言を写しても、検索してきた経営者には届きません。

そして分野ごとにページを分けてください。1ページにまとめて書くより、「事業承継」で調べた人が最初にその話だけ読める形のほうが、相談につながります。

士業には広告のルールがあります

ここは制作会社任せにしないでいただきたい部分です。税理士・行政書士・社会保険労務士には、それぞれの法律と所属会の会則で、広告に関する定めがあります。

共通して問題になりやすいのは、次のような表現です。

  • 「必ず通ります」「絶対に節税できます」 … 結果を保証する書き方は避けてください。
  • 「地域No.1」「県内最安」 … 客観的な根拠を示せない比較・順位の表示は使いません。
  • 他事務所を下げる書き方 … 品位を欠く表示にあたる可能性があります。
  • 依頼者の声を効果の保証のように見せる … 掲載する場合も、同意と表現の範囲に注意が必要です。

細かい運用は士業ごと・所属会ごとに違います。原稿ができたら、ご自身の所属会の規程に照らして確認してください。ここでお伝えしているのは一般的な考え方で、最終的な判断は各会の定めによります。

⚠️ 制作会社が書いた文章でも、責任は事務所側にあります

Web制作者はこの分野の専門家ではありません。集客を優先して強い言葉を提案してくる会社もあります。公開前に必ず先生ご自身が目を通す工程を、スケジュールに入れておいてください。

尼崎で士業のホームページを作る費用の相場

費用の目安です。士業サイトはページ数が読みやすく、取扱分野を何ページ作るかでだいたい決まります。

内容 費用の目安
事務所紹介中心・テンプレート活用 15万〜40万円
オリジナルデザイン・取扱分野ページ付き 40万〜80万円
取材・撮影・分野別ページを本格的に作る 80万〜150万円
コラム運用・集客支援まで任せる 150万円〜

顧問先を増やしたい事務所なら、40万〜80万円で取扱分野を3〜5ページ作る形が現実的です。業種を問わない市内全体の相場感は尼崎のホームページ制作費用の相場にまとめています。ここに先生の撮影を入れると、印象が大きく変わります。士業は人で選ばれるので、写真にかけるお金は無駄になりません。

料金の内訳はホームページ制作の費用相場で分解しています。制作会社の見極め方は失敗しない制作会社の選び方、依頼から公開までの進み方はWebサイト制作の流れをご覧ください。制作費はIT導入補助金などの対象になる場合があります。

取扱分野の整理から、ご一緒します

「何を強みとして書けばいいか分からない」という段階でも大丈夫です。ふだん受けている相談をうかがいながら、載せる分野と優先順位を無料で整理します。尼崎・阪神間はもちろん、オンラインでも対応しています。

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公開してからが本番です

士業サイトは、公開した瞬間に問い合わせが来るものではありません。信頼を積む場所なので、育てる前提で考えてください。やることは2つに絞って大丈夫です。

検索で見つかる
分野ページで納得する
初回相談
顧問契約

ひとつは、月に1本でいいのでコラムを足すこと。制度改正や、実際によく聞かれる質問への回答で十分です。書いた分野の相談が実際に増えていきます。もうひとつはGoogleビジネスプロフィールの整備です。事務所名で検索したときに、地図・営業時間・電話番号が正しく出る状態にしておいてください。ホームページの情報と食い違わせないことが大切です。

逆に、更新が止まったまま何年も放置されているサイトは、かえって不信感を与えます。自分たちで更新できる作りにしておくかどうかを、制作前に必ず相談してください。

もうひとつ、士業サイトでよくお直しするのが問い合わせフォームです。会社名・部署・住所・電話番号・従業員数・相談内容……と項目が並んでいると、それだけで書くのをやめてしまいます。実際、項目を減らしただけで問い合わせが増えることは珍しくありません。

最初に受け取る情報は、お名前・連絡先・相談内容の3つで十分です。詳しいことは、返信のやりとりでうかがえばよいからです。あわせて、電話番号はスマホでタップすればそのまま発信できる形にしておいてください。経営者は移動中に連絡してくることが多く、番号をメモして掛け直す方はほとんどいません。

よくある質問

Q顧問料をサイトに載せるべきでしょうか?

金額を出せるなら出したほうが問い合わせは増えます。難しい場合は「売上規模と訪問頻度で決まります」のように、決まり方だけでも書いてください。まったく手がかりがないと、相談自体をためらわれます。

Q顧問先の事例は載せられますか?

社名を出さず、業種・規模・相談内容だけにとどめれば掲載できる場合があります。掲載前に顧問先の了解を得て、特定につながる情報が残っていないか確認してください。判断に迷う場合は所属会の規程に照らしてください。

Qコラムは自分で書かないといけませんか?

専門的な内容は先生が書いたほうが説得力が出ます。とはいえ時間が取れないことも多いので、話していただいた内容をこちらで文章にまとめる進め方もよく使います。最終確認だけお願いする形です。

Q公開までどれくらいかかりますか?

取扱分野を3〜5ページ作る場合で、2〜3か月が目安です。時間がかかるのは原稿の確認工程なので、先生のご都合を早めに押さえておくと予定どおり進みます。

紹介待ちから、一歩だけ抜け出しませんか

いますぐ作らなくても構いません。「どんな分野を書けば地元の経営者に届くか」「費用はどれくらいか」だけでも、無料でお伝えします。いきなり発注ではありませんし、しつこい営業もしません。

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参考情報

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まとめ

尼崎で士業のホームページを作る費用は、事務所紹介中心で15万〜40万円、取扱分野ページを備えたオリジナルデザインで40万〜80万円、取材・撮影まで含めると80万円〜が目安です。顧問先を増やしたいなら、分野ページを3〜5本持つ形をおすすめします。

尼崎はものづくりの街で、相談の中身も法人の経営に関わるものが中心です。そして大阪の事務所と並べて比べられます。だからこそ「誰が担当するのか」「どの業種に強いのか」「顧問料はどう決まるのか」を、はっきり書いてください。そこが埋まっているサイトは、紹介以外の入り口になります。

広告のルールにだけ気をつけて、あとは実際に受けている相談の言葉で書けば大丈夫です。何から手をつけるかで迷ったら、ふだんの相談内容をうかがいながら一緒に整理します。費用感も進め方も、無料でお伝えします。