Googleビジネスプロフィールの整え方|地図で見つけてもらうための基本

「うちの店、地図で調べても出てこないんです」。店舗や事務所を構えている方から、よくいただく相談です。

スマホで「近くの整体」「◯◯市 工務店」と調べると、まず地図と3件ほどのお店が表示されます。ここに出ているかどうかで、来店数はかなり変わります。そしてこの枠は、ホームページとは別の仕組みで決まっています。

使うのはGoogleビジネスプロフィールという無料のサービスです。この記事では、登録から埋めるべき項目、口コミへの向き合い方、やってはいけないことまで、制作者としてお客様にお伝えしている内容をまとめました。

📋 この記事でわかること

  • 地図に出ることが、なぜ来店に効くのか
  • 登録からオーナー確認までの4ステップ
  • ホームページと情報を一致させる意味
  • 口コミの集め方・返し方と、やってはいけないこと

地図に出ることが、なぜ来店に効くのか

まず、いま何が起きているかを整理させてください。ここが分かると、手をかける価値が納得できると思います。

スマホで地域名やサービス名を調べたとき、検索結果の上のほうに地図と数件のお店がまとまって出てきます。多くの人は、この枠から先に見ます。そこから電話をかけたり、道順を調べたりします。

スマホで検索する
地図の枠を見る
口コミと写真を確かめる
電話・来店

青く塗った部分が、Googleビジネスプロフィールの担当範囲です。ホームページを作っただけでは、ここには反映されません。別々に用意する必要があります。逆に言えば、ホームページの順位が上がらなくても、地図の枠なら勝負できる可能性があります。

とくに効くのは、実店舗や、来訪してもらう事務所です。飲食店、整体院、サロン、工務店、士業事務所。「近くで探している人」がいる業種なら、まず取り組む価値があります。

登録からオーナー確認までの4ステップ

手続き自体は難しくありません。ただし、途中に少し時間のかかる工程があります。全体像を先に押さえてください。

1
すでにあるか調べる
店名で検索。勝手に登録済みの場合あり
2
登録または権限を申請
Googleアカウントで手続きする
3
オーナー確認をする
はがき・電話・動画などで本人確認
4
情報を埋めて公開
営業時間・写真・サービス内容

意外に多いのが、ステップ1で「すでに登録されていた」というケースです。利用者や地図の情報から自動的に作られていることがあります。この場合は、新しく作らず既存の情報の管理権限を申請してください。同じお店が2つ並ぶと、どちらも評価が分散してしまいます。

ステップ3のオーナー確認には、方法によって日数がかかります。はがきが届くまで数週間待つこともあるので、開店やリニューアルに合わせるなら早めに着手してください。

埋めるべき項目と、写真の考え方

登録できたら、あとは埋めるだけです。空欄が多いほど、地図での見え方は弱くなります。優先順位の高いものから挙げます。

まず埋めたい項目

  • カテゴリ … 業種の指定。ここが的外れだと、そもそも表示されません
  • 営業時間・定休日 … 年末年始や臨時休業も反映する
  • 電話番号とホームページのURL … 予約ページがあるならそちらへ
  • サービス・メニューと価格 … 分かる範囲で構いません
  • 写真 … 外観・内観・商品や施術風景を数枚ずつ

写真について補足します。いちばん見られているのは外観の写真です。初めて行く人は「この建物で合っているか」を確かめたいからです。入口が分かる角度で、明るい時間に撮ってください。加工しすぎた写真より、実物どおりのほうが信頼されます。

また、カテゴリ選びは想像以上に重要です。たとえば整体院なのに「マッサージ店」だけを選んでいると、狙いたい検索で出てこないことがあります。メインのカテゴリを1つ決め、関連するものを追加する形にしてください。

ホームページと情報を一致させてください

ここが、制作の立場からいちばんお伝えしたい部分です。地図の情報とホームページの情報が食い違っているお店が、驚くほど多くあります。

よくあるのは、営業時間だけ変更してホームページを直し忘れる、電話番号を変えたのに片方が古いまま、ビル名や部屋番号の書き方が違う、といったケースです。

⚠️ 食い違いは、それだけで信用を落とします

お客様は両方を見ています。営業時間が違えば「どっちが正しいの?」となり、電話をためらいます。実際に足を運んで閉まっていたら、その方はもう戻ってきません。店名・住所・電話番号・営業時間の4つは、必ず同じ表記に揃えてください。

そして、変更が発生したときに両方を直す担当を決めておくことをおすすめします。制作の現場では、ホームページの更新を頼まれたときに「地図のほうも直しますか」と必ず確認するようにしています。片方だけ直すと、必ずどこかでズレるからです。

ホームページ側が自分たちで直せない作りだと、この運用が続きません。更新のしやすさについてはSTUDIOとWordPress、どっちで作る?もあわせてご覧ください。

口コミの集め方と、返し方

地図の枠では、口コミが目に入ります。数が少ないと選ばれにくいのは事実ですが、集め方には注意が必要です。

お願いすること自体は問題ありません

お客様に「よければ感想を書いてください」とお願いすること自体は、ふつうの営業活動です。会計時に一声かける、カードを渡す、といった方法があります。大事なのは、内容を指定しないことです。

一方、お金や割引と引き換えに良い評価を書いてもらう行為は避けてください。事業者の依頼による表示であることを隠した口コミは、景品表示法上の問題になり得ます(2023年10月からステルスマーケティングが規制対象になりました)。従業員や家族に書かせるのも同じです。

低い評価がついたときこそ、見られています

厳しい口コミがつくと落ち込みますが、実はそこへの返信が新規のお客様に読まれています。感情的に反論せず、事実を確認して、改善する点があれば書く。この対応ができているお店は、かえって信頼されます。

返信は、書いた本人ではなくこれから来る人に向けて書くつもりで。それだけで、言葉づかいが変わります。

※「地図の情報とサイトを揃えたい」というご相談も、無料でお受けしています(相談だけでも大丈夫です)。

やってはいけないこと

最後に、注意点をまとめます。これらはGoogleのポリシーに反する可能性があり、最悪の場合はアカウントの停止や情報の削除につながります。

❌ 避けたい行為

  • 店名にキーワードを足す:「◯◯整体院|西宮 腰痛 人気No.1」のような表記。実際の看板どおりの名称にしてください
  • 実体のない住所で登録する:営業していない場所や、レンタル住所だけでの登録
  • 自作自演の口コミ:身内や従業員に書かせる、報酬と引き換えに書いてもらう
  • 同じお店を複数登録する:評価が分散し、どちらも弱くなります

1つ目は、つい手を出したくなる項目です。地域名や強みを入れれば有利になりそうに見えますが、規約違反として報告されることがあります。正攻法は、カテゴリと説明文と写真を丁寧に埋めることです。遠回りに見えて、これがいちばん安全で長持ちします。

地図とホームページ、あわせて整えませんか

「地図に出てこない」「情報がバラバラになっている」——そんな段階のご相談で大丈夫です。いまの状態を拝見して、直す順番を無料でお伝えします。ホームページをお持ちでない場合も、何から始めるべきかからご一緒します。しつこい営業はしません。

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よくある質問

Qホームページがなくても登録できますか?

登録できます。まず地図から始めるのは、費用がかからないぶん合理的な進め方です。ただし詳しいサービス内容や料金を伝える場所としては限界があるため、余裕ができた段階でホームページを用意すると相乗効果が出ます。

Q知らないうちに登録されていました。消せますか?

削除するより、管理権限を申請して自分で正しく管理するほうが得策です。情報が残ったまま放置されると、古い営業時間や誤った電話番号がそのまま表示され続けます。オーナー確認をして、内容を整えてください。

Q事実と違う口コミを消してもらえますか?

Googleのポリシーに違反する内容であれば、報告して削除が検討されます。ただし必ず消えるとは限りません。消えない場合でも、事実関係を落ち着いて説明する返信を残しておけば、読む人はきちんと判断してくれます。

Q更新はどれくらいの頻度で必要ですか?

毎日でなくて構いません。営業時間の変更があったとき、新しいメニューや商品が出たとき、写真が増えたとき。この3つのタイミングで手を入れれば十分です。臨時休業だけは、その都度反映してください。

参考情報

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まとめ

Googleビジネスプロフィールは無料で使えて、実店舗や来訪型の事務所にはとくに効きます。ホームページの検索順位が上がらなくても、地図の枠なら勝負できる可能性があるのが大きな利点です。

やることはシンプルです。すでに登録がないか確認し、オーナー確認を済ませ、カテゴリ・営業時間・電話・写真を埋める。そしてホームページと情報を必ず一致させる。店名・住所・電話番号・営業時間の4つがズレていると、それだけで信用を落とします。

口コミは、お願いすること自体は問題ありません。ただし内容の指定や、報酬と引き換えの依頼は避けてください。店名へのキーワード追加も同様です。遠回りに見えても、正しく埋めて誠実に運用するのがいちばん長持ちします。地図とサイトの両方を整えたいときは、お気軽にご相談ください。