ホームページがスマホで見づらいと何を損しているか|直し方と費用の目安

「スマホで見ると文字が小さくて、指で広げないと読めないんです」。ご相談のとき、社長ご本人が自社サイトを開いてそうおっしゃることがあります。

気づいてはいるけれど、後回しになっている。よく分かります。見た目の問題だと思われがちだからです。ただ実際には、スマホで読みにくいサイトは、見られる前の段階から損をしています。検索で不利になり、たどり着いた人にも読まれずに閉じられます。

この記事では、スマホ表示に絞って何を損しているのか・自分のサイトを確かめる方法・直し方と費用をお伝えします。作り直さずに済むケースも多いので、まず現状を知るところから始めてください。

📋 この記事でわかること

  • スマホで見づらいサイトが損している3つのこと
  • 自分のサイトの状態を確かめる方法
  • 「対応していない」には3段階あること
  • 段階ごとの直し方と、費用の目安

スマホで見づらいと、何を損しているのか

「読みにくいだけ」で済まない理由が3つあります。損失は、下の3段階すべてで起きています。

検索で表示される
開いて読む
問い合わせる
相談・受注

① 検索で見つけてもらいにくくなる

Googleは、スマホ版のページを基準にサイトを評価します。パソコンで見れば立派でも、スマホで見たときに読みにくければ、その状態で判断されるということです。

順位が下がるかどうかは他の要素にもよりますが、わざわざ不利な条件で戦う理由はありません。特に地域名で探されるような競合の多いキーワードでは、こうした差が効いてきます。

② 開いた人が、読まずに閉じる

いまや、地域の会社を探す人のほとんどがスマホで検索しています。開いた瞬間に文字が小さく、横にはみ出していると、内容を読む前に戻るボタンを押されます

制作の現場で見ていて思うのは、離脱は数秒で決まるということです。「指で拡大すれば読める」は、読む側からすると読めないのと同じです。わざわざ拡大してまで読んでくれるのは、すでにその会社に用がある人だけです。

③ 問い合わせの直前で止まる

最後まで読んでもらえても、ボタンが小さくて押し間違える、フォームが入力しづらい、といった理由で止まります。ここは表示の問題と導線の問題が重なる部分で、ホームページを作ったのに問い合わせが来ないで詳しく扱っています。

まず、自分のサイトの状態を確かめてください

直す話の前に、現状を知りましょう。難しい道具は要りません。ご自身のスマホで、自社サイトを開くだけです。

スマホで開いて、ここを見てください

  • 拡大しないと本文が読めない
  • 横にスクロールできてしまう(画面からはみ出している)
  • メニューやボタンが小さく、隣を押してしまう
  • 表が切れている・料金表が読めない
  • 表示に時間がかかる(写真が重い可能性)

ひとつでも当てはまれば、直す価値があります。とくに2つ目の横スクロールは、見落とされがちなのに影響が大きい症状です。文章は読めていても、画面の外に大事な情報が出てしまっていることがあります。

もう少し客観的に見たい場合は、Google Search Console(無料)でスマホでの表示に関する問題が報告されていないかを確認する方法もあります。技術的な観点での見方はテクニカルSEO対策にまとめています。

「スマホ対応していない」には、3つの段階があります

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。ひとくちにスマホ対応と言っても状態は同じではなく、直す方法も費用もまったく変わります

1完全に非対応(パソコン版がそのまま出る)

10年ほど前に作ったサイトに多い状態です。画面全体が縮小されて表示され、拡大しないと何も読めません。部分的な修正では直りません。作り直しが現実的な選択になります。

2部分的に対応(一部のページだけ崩れる)

トップページは整っているのに、料金表のページだけ横にはみ出す。あとから足したページが対応していない。この場合は該当ページの修正で済みます。数万円から対応できることが多い部分です。

3対応済みだが、読みにくい

いちばん多いのがこれです。技術的には対応しているのに、文字が小さい、行間が詰まっている、ボタンが押しにくい。「スマホ対応しています」と言われたサイトでも起こります。文字サイズや余白の調整で改善でき、費用も抑えられます。

3番の目安を、具体的な数字でお伝えします。スマホでの本文は16px以上あると無理なく読めます。行と行の間隔は文字サイズの1.7〜1.8倍程度、押してもらうボタンは指の腹が収まる大きさ(44px前後)が目安です。この3つを直すだけで、読みやすさは見違えます。制作会社に伝えるときも、この3点を挙げれば話が早く進みます。

ご自身のサイトがどれに当たるかで、話す相手も予算も変わります。1番だと思い込んで作り直しを検討していたら、実は3番だったということも珍しくありません。

※「うちはどの段階か」を見てほしい、という段階でも、無料でご相談いただけます(相談だけでも大丈夫です)。

直し方と費用の目安

段階ごとの費用感です。いきなり全面リニューアルを考える必要はありません

状態と対応 費用の目安
文字サイズ・行間・ボタンの調整(③) 3万〜10万円
崩れているページの個別修正(②) 5万〜20万円
既存サイトをスマホ対応に作り替える 20万〜50万円
全面的に作り直す(①) 40万〜100万円以上

3番目の「作り替える」については、正直にお伝えしておきます。古いサイトの構造に手を入れる作業は、新しく作るより手間がかかることがあります。見積もりを取ったら作り直しとあまり変わらなかった、という結果は普通に起こります。その場合は、内容も一緒に見直せる作り直しのほうが得です。

💡 なぜ「対応済みなのに読みにくい」が起きるのか

制作の工程が、パソコンの画面で作ってパソコンで確認して終わっているからです。作り手には大きな画面で整って見えるので、文字の小ささに気づきません。納品前に、実機のスマホで全ページを見てもらってください。これを頼むだけで、多くは公開前に直ります。

判断に迷うときは、サイトを作ってから何年経ったかを目安にしてください。5年以上経っていれば、内容も古くなっているはずなので、直すより作り直すほうが結果につながります。リニューアルの費用と進め方はホームページリニューアルの費用相場とタイミングにまとめています。

あわせて、ドメイン・データ・著作権は誰のもの?もご確認ください。作った会社以外に修正を頼む場合、データの所在が分からないと手をつけられません。

直せば済むのか、作り直しか。まずそこから

スマホで見づらい原因は、調整で直る場合と構造から作り替える場合があります。いまのサイトを拝見して、どの段階か・いくらぐらいか無料でお伝えします。他社さんが作ったサイトでも構いません。調整で済むならそうお伝えしますので、しつこい営業の心配はいりません。

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よくある質問

Qスマホ用に別のサイトを作る必要がありますか?

いまはひとつのサイトが画面幅に合わせて形を変える作り方が一般的です。別々に作ると、更新のたびに2か所直すことになり手間が増えます。特別な理由がなければ、ひとつにまとめる形をおすすめします。

Qうちのお客様は年配なので、スマホ対応は不要では?

年配の方こそスマホで検索されています。それに、お子さんやご家族が代わりに調べて相談することも多いものです。相続や介護、リフォームのように家族が関わる相談では、その傾向が強く出ます。

Q「スマホ対応済み」と言われたのに読みにくいのですが。

技術的な対応と、読みやすさは別の話です。画面幅に合わせて表示が変わっていれば「対応済み」とは言えますが、文字が小さければ読まれません。文字サイズと行間の調整だけで改善することが多いので、遠慮なく相談してください。

Q直すのにどれくらいの期間がかかりますか?

文字サイズや余白の調整なら数日から2週間ほどです。ページ単位の修正で2〜4週間。作り直しになると2〜3か月かかります。急ぎの場合は、まず調整で読める状態にしてから、あらためて作り直しを検討する進め方もできます。

参考情報

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まとめ

スマホで見づらいサイトは、見た目の問題では終わりません。検索で不利になり、開いた人に読まれず、最後の一歩でも止まる。損失は3段階すべてで起きています。

大事なのは、「対応していない」には3つの段階があると知ることです。完全に非対応なら作り直しですが、いちばん多いのは「対応済みだが読みにくい」状態で、これは文字サイズと行間の調整で改善します。費用も3万〜10万円程度から。作り直しを考える前に、まず自分のサイトがどの段階かを確かめてください。

確かめ方は簡単です。ご自身のスマホで開いて、拡大せずに読めるか、横にはみ出していないか、ボタンを押し間違えないか。それだけで見当がつきます。「うちはどれに当たるのか」が分からなければ、拝見してお伝えします。調整で済むならそうお伝えします。