ホームページ公開後の最初の3ヶ月にやること|見るべき数字と更新の回し方

「公開したら、あとは何をすればいいんでしょう」。納品のときに、いちばん多くいただく質問です。

正直にお答えすると、公開はゴールではありません。ただ、やることが山ほどあるわけでもありません。最初の3か月にやることは、そんなに多くないです。

問題は、多くの方が「何もしない」か「やりすぎて疲れる」かのどちらかに寄ってしまうことです。毎日アクセス数を見て一喜一憂し、1か月で「効果がない」と判断してしまう。これがいちばんもったいないパターンです。

この記事では、公開直後にやる初期設定から、見るべき数字、更新の頻度、そして3か月後に何を判断するかまでを順番にお伝えします。

📋 この記事でわかること

  • 公開しただけでは検索に出ない理由と、その対処
  • 公開直後にやる初期設定5つ
  • 最初に見るべき数字は3つだけという話
  • 3か月後、数字を見てどこから直すか

公開しただけでは、Googleに見つけてもらえないことがあります

最初にお伝えしておきたいのが、ここです。ここを知らないまま3か月待つ方が、とても多いです。

Googleの検索に出るまでには、クロール(ページを見つけて読み取る)→ インデックス登録(検索の索引に入れる)→ 検索結果に表示という3つの段階があります。公開しただけでは、1つ目のクロールすら起きていないことがあります。

💡 実際にあった話(当メディアでの実測)

私たちが運営しているこのメディアでも、公開から10か月間、一度もクロールされていない記事が2本ありました。サイトマップにも載せていて、他の記事からリンクも張っていたのにです。Search Consoleから「インデックス登録をリクエスト」したところ、その日のうちにクロールされ、11日後には検索結果に出るようになりました。

公開して数週間経っても、屋号で検索して自社サイトが出てこない。そういうときは、中身の問題ではなくまだ見つけてもらえていないだけのことがあります。

確かめる方法も、対処する方法もあります。次でお伝えします。

公開したらすぐやる、5つの初期設定

どれも無料で、一度やれば終わりです。制作会社がやってくれている場合もあるので、まず確認してみてください。

1
Search Console に登録
検索での見え方が分かる
2
サイトマップを 送信
ページの一覧を知らせる
3
主要ページを URL検査
未登録ならリクエスト
4
ビジネス プロフィール
店舗ならURLを登録
5
問い合わせの テスト送信
届くか自分で確かめる

とくに5番目は忘れられがちです。フォームから自分で1通送ってみてください。迷惑メールに入っていた、そもそも届いていなかった。この事故は今でも普通に起きます。

3番目のインデックス登録リクエストについて、Googleのヘルプには「リクエストを送信しても、ページが Google インデックスに表示されるとは限りません」と書かれています。ただ同時に「通常、インデックス登録は 1 日程度ですみます」ともあります。やって損はありません。

⚠️ 送れる回数には上限があります

Googleのヘルプには「送信できるインデックス登録リクエストの数には、1 日あたりの上限が設定されています」とあります。全ページに送るような使い方には向きません。登録したいページが多いときは、サイトマップの送信のほうが適しています。

店舗をお持ちなら、Googleビジネスプロフィールにサイトのアドレスを登録するところまでやっておいてください。手順はGoogleビジネスプロフィールの整え方にまとめています。

見るべき数字は、最初は3つだけで十分です

アクセス解析を開くと、数字がずらりと並んでいて手が止まります。全部見ようとすると続きません。

最初の3か月は、この3つだけ見てください。

見る数字 分かること
表示回数
Search Console
検索結果に出た回数。0なら、まだ見つかっていない
クリック数
Search Console
実際に開かれた回数。表示があるのに0なら、タイトルの問題
問い合わせ件数
メールを数えるだけ
最終的にはこれだけが成果です

PV(ページの閲覧回数)やセッション数は、最初のうちは見なくて構いません。数字が動くと嬉しくなりますが、問い合わせにつながらないPVは、事業としては何も生んでいません

用語そのものを知っておきたい方はセッション数とは?PV数、ユーザー数との違いをどうぞ。ただ、覚えなくても運用はできます。

チェックは週1回。毎日見ないでください

毎日見ても、数字は動きません。動いたように見えても誤差です。

週に1回、5分だけ。曜日を決めて見るくらいがちょうどいいです。毎日見ていた方ほど、3か月で燃え尽きます。

最初の3か月、順位はこう動きます

ここは期待値の話です。先に知っておくと、無用な落ち込みを避けられます。

公開したばかりのサイトは、検索結果のかなり後ろから始まります。いきなり1ページ目に出ることは、まずありません。

当メディアでも、新しく公開した記事は数十位から始まり、そこから数か月かけて少しずつ上がっていきます。表示回数が増え始めるのが先で、クリックが動き出すのはさらにあとです。

💡 3か月の見方

1か月目=インデックスされたかを確認する期間。2か月目=表示回数が0から動き出すか見る期間。3か月目=どのページのどの言葉で表示されているかを見て、次を決める期間。この3段階で見てください。

1か月で「効果がない」と判断するのは早すぎます。逆に、3か月経っても表示回数が0のままなら、それは待つ問題ではありません。インデックスされているかを疑ってください。

更新は月1回で構いません

「毎日更新しないとダメですか」とよく聞かれます。そんなことはありません。

更新が止まる理由は、忙しさではないことが多いです。何を書けばいいか分からないから止まります。ネタ切れは、実は起きていません。

書くことがないときの、ネタの出どころ

  • お客さんに今週聞かれたこと(そのまま1本になります)
  • 見積もりのときに毎回説明していること
  • 断ったご依頼と、その理由
  • Search Consoleに出ている、実際に検索された言葉

最後のひとつは強力です。どんな言葉で自社サイトが表示されたかが、そのまま読者の疑問だからです。想像で書くより当たります。

本格的に記事で集客していく話は範囲が変わるので、コンテンツSEOの始め方にまとめました。最初の3か月は、そこまでやらなくて大丈夫です。

※公開後の運用をどこまで自社でやるか迷ったら、無料でご相談いただけます

3か月経ったら、この順番で見直します

3か月分の数字がたまったら、いよいよ手を入れます。数字の出方で、直す場所が変わります。

数字の出方 先に手を入れる場所
表示回数がほぼ0 インデックスされているか確認。次にページ数が足りているか
表示はあるがクリックが0 検索結果に出るタイトルと説明文を書き直す
クリックはあるが問い合わせが0 中身と導線の問題。ここは別記事で詳しく扱っています

上から順に見てください。表示が0なのにデザインを直しても、誰の目にも触れないままです。

3つ目に当たる場合の直し方は、ホームページを作ったのに問い合わせが来ないで、費用対効果の高い順に手順を出しています。

なお、この見直しにかかる保守費用の考え方はホームページの維持費・保守費用の相場をご覧ください。

数字の読み方だけ、一緒に見ます

「Search Consoleを開いたけど、どこを見ればいいのか分からない」。この段階のご相談が、いちばん多いです。他社さんで作られたサイトでも構いません。いまの数字から次に何をすべきかを整理してお伝えします。無料です。しつこい営業もしません。

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よくある質問

QSearch Consoleの登録は、制作会社がやってくれていますか?

会社によります。やってある場合でも、アカウントが制作会社側になっていることがあります。自社のGoogleアカウントでも見られる状態にしてもらってください。あとで乗り換えるときに困りません。

Q屋号で検索しても自社サイトが出てきません。

公開直後ならインデックスがまだの可能性が高いです。Search ConsoleのURL検査で状態を確認してください。数か月経っても出ないなら、同じ屋号の会社が他にあるなど別の原因が考えられます。

Qアクセス解析はGA4を入れたほうがいいですか?

入れておく分には損しませんが、最初の3か月で見るのはSearch Consoleで足ります。GA4は項目が多く、慣れないうちは時間だけ取られます。あとから過去分は取れないので、設置だけ先にしておくのが現実的です。

Q更新を自分でできる作りになっているか分かりません。

管理画面のログイン情報を渡されているかで、だいたい判断できます。渡されていない場合は、更新のたびに費用がかかる契約かもしれません。契約書か見積書の保守の項目を確認してみてください。

参考情報

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まとめ

公開後の3か月にやることは、多くありません。初期設定を5つ済ませて、週1回3つの数字を見て、月1回更新する。これで十分です。

いちばん大事なのは、最初にインデックスされているかを確認することです。ここが抜けていると、3か月待っても何も起きません。当メディアでも10か月見つけてもらえていなかった記事があり、リクエスト1回で動き出しました。

そして1か月で判断しないこと。表示回数が動き出すまでには時間がかかります。焦って毎日数字を見ると、3か月もちません。

いまお使いのサイトで数字の見方が分からなければ、他社さんで作られたものでも一緒に整理します。